こんにちは。すっかりkindleで読書に慣れたしょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)です。
この度、僕はkindle paperwhiteを既に持っているのにkindle(無印)も購入しました。
正確には、kindle(無印)は妻専用として購入しました。
妻はkindle(無印)をとても気に入っており、毎日使っています。
あまりに気に入って使っているので、どんな使い心地なのか試させてもらいました。
というわけで、普段はkindle paperwhiteを使っている僕がkindle(無印)を使ってみたところを比較しながらレビューしたいと思います。
まずは、レビューの結論から述べます。
それでは、よろしくお願いします。
▼▼kindle paperwhiteのレビューも読んでみてください▼▼
kindle(無印)とkindle paperwhiteのスペック
kindle端末には、以下の4種類がラインナップされています。
- kindle(無印)
- kindle paperwhite
- kindle paperwhite シグニチャーエディション
- kindle Oasis
そして、この記事では僕が実際に持っていて、おおよその人が迷うであろう売れ筋の次の2機種について紹介しています。
- kindle(無印)
- kindle paperwhite
というわけで、さっそく2機種のスペックから見ていきましょう。
kindle(無印) 第10世代 | kindle paperwhite 第11世代 | |
---|---|---|
サイズ | 160mm X 113mm X 8.7mm | 174mm X 125mm X 8.1mm |
ディスプレイ | 6インチ 反射抑制スクリーン | 6.8インチ 反射抑制スクリーン |
重量 | 174g | 205g |
容量 | 8 GB | 8 GB |
解像度 | 167 ppi | 300 ppi |
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 |
充電ケーブル | micro USB | USB – C |
フラットベゼル | × | ○ |
防水機能 | × | ○ |
色調調節ライト | × | ○ |
カラー | ブラック、ホワイト | ブラック |
接続 | wifi | wifi |
価格 | 広告あり:¥8,980 広告なし:¥10,980 | 広告あり:¥14,980 広告なし:¥16,980 |
どうでしょう?
スペック表を見るだけでは、どちらが自分に合っているのかって判断は難しいですよね。
しかも、kindle(無印)とkindle paperwhiteでは価格差が¥6,000もあります。
本なら4〜5冊は買えますよね。
どちらがいいのか、悩ましい・・・
なので、次項からはその「差」について感想を交えて実機レビューをしていきたいと思います。
参考になれば嬉しいです。
容量8GBって本何冊分?
と、その前にkindle(無印)とkindle paperwhiteで「差」はないけれでも、ちょっと気になる容量について基本情報をまとめておきます。
kindle(無印)とkindle paperwhiteは共に容量は8GBです。
なので、端末に保存できる冊数は同じです。
- 一般書籍なら・・・10MB〜100MB/冊なので、70〜700冊
- マンガなら・・・・だいたい100MB/冊なので、70冊くらい
ここで、カンの鋭い方なら、
本体容量が8GBなら、冊数の計算が合わない・・・
一般書籍なら80〜800冊なのでは?
おっしゃる通りです。
その通りなのですが、端末の機能維持のため1GB程度容量を圧迫するようです。
なので、ちょっと計算が合わなくなっています。
じゃあ、一般書籍で保存できる冊数に大きなバラつきがある理由は?
これも、ちょっと不思議ですよね。
その理由は、書籍によってページ数が多かったり、絵や図が多かったりすることが影響しています。
イメージしやすいように、こんな本なら何冊保存できるかを示してみます。
▼文字数も図も少なめのすぐに読み切れる『人は話し方が9割』なら、660冊くらい。
データ容量:10.5 MB
ページ:240 ページ
▼文字数は普通で図や写真が入っている『FACT FULNESS』なら、195冊くらい。
データ容量:35.8 MB
ページ:487 ページ
▼文字数は少ないが、絵や図がとても多い『お金の大学』なら、53冊くらい。
データ容量:130. 4MB
ページ:272 ページ
▼文字だらけの『ウォール街のランダムウォーカー』なら、402冊くらい。
データ容量:17. 4MB
ページ:571 ページ
▼国民的少年漫画『ワンピース』なら、103冊くらい。
データ容量:67. 7MB
▼青年漫画サイズの『宇宙兄弟』なら、68冊くらい。
データ容量:102. 8MB
容量について、なんとなくイメージができたのではないでしょうか。
ディスプレイサイズの「差」
ディスプレイは、
- kindle(無印)・・・・・・6 インチ
- kindle paperwhite・・・6.8 インチ
たった 0.8 インチの「差」ですが、写真のように並べてみると全然違います。
比較してしまうと、大きい方がいいように思ってしまいますが、kindle(無印)に慣れると全然気になりません。
動画を見たりするなら大きい方が絶対いいと思いますが、本を読むだけならこの程度の「差」は気にする必要はないと思いました。
つまり、6インチで十分満足です。
画質(解像度)の「差」
- kindle(無印)・・・・・・167 ppi
- kindle paperwhite・・・300 ppi
上の写真で左がkindle(無印)で、右がkindle paperwhiteです。
本当は、漫画などの絵で比較するのがベストなのですが、kindle版の漫画を持っていませんでした。
なので、文字の比較になってしまいますが、上の写真をよ〜く見比べてください。
細かくみると、確かに右側のkindle paperwhiteの方が文字が“くっきり”と見えます。
とはいえ、そのくらいの「差」です。
正直、本を読むだけですのでkindle(無印)の解像度で十分です。
フロントライトの「差」
- kindle(無印)・・・・・・LED 4個
- kindle paperwhite・・・LED 17個
2機種を真っ暗な部屋で比べてみました。
写真でも分かるように、明るさに「差」があるようには思えませんでした。
どちらもなんの問題もなく真っ暗な状態で本を読むことができます。
というわけで、フロントライトはkindle(無印)のLED4個で十分です。
これだけ明るさに「差」が感じられないということは、ライトの数の「差」は後述するkindle paperwhiteにしかない「色調調節ライト」のために用意されたものなのかな?
外観の「差」
この記事でいう外観とは、「ベゼル」のことを指しています。
「ベゼル」とは「枠」や「額縁」という意味で、kindle端末でいうとボディーとディスプレイの境界のことです。
写真の通り、kindle(無印)には段差がありますが、kindle paperwhiteはフルフラットです。
kindle(無印)のように段差があると、ホコリが溜まったりするのでちょっと手入れが面倒くさいです。
これは好みの問題かもしれませんが、デザインはkindle paperwhiteのフラットベゼルに軍配があがります。
個人的には、この「差」は大きいです。
フラットベゼルは捨て難いです。
防水性能の「差」
- kindle(無印)・・・・・・非防水
- kindle paperwhite・・・防水(IP X8)
kindle(無印)には防水機能がありませんので、決して水に近づいてはいけません。
その点、kindle paperwhiteは防水仕様です。
なんと、水深2mで60分なら耐えられます。
だから、雨の公園で傘もささずに読書したり、狭すぎるテーブルのカフェで個性的なグラスに入った飲み物と危険と隣り合わせで読書したり、半身浴しながらうっかり眠ってしまってもkindle paperwhiteなら安心です。
僕は普通に室内で読書するだけの使い方ですので、この防水性の「差」は必要ありませんでした。
防水性は使う人のライフスタイルに左右される機能ですね。
反応速度の「差」
これは、製品スペックの「差」として表記はないのですが(ちゃんと探せばあるのかな?)、kindle paperwhiteは一世代前に比べてページ送りのスピードが向上したといいます。
じゃあ、kindle(無印)とkindle paperwhiteではページ送りのスピードに「差」があるのか気になりますよね。
せっかく両方の機種を持っているので比較してみました。
動画でもなんとなく分かるかと思いますが、個人的にはkindle paperwhiteの方がちょっと反応が早いように思います。
こうして比較するとkindle paperwhiteの方がストレスフリーに思えますが、比べなければ気がつかない程度です。
そもそも物理的に紙の本のページをめくることを考えると、この程度の「差」は気になりませんね。
色調調節ライトの「差」
- kindle(無印)・・・・・・無し
- kindle paperwhite・・・有り
色調調節ライトって?
色調調節ライトとは、簡単に言うとライトの色味を調節するものです。
上の写真右側を見てもらうと分かる通り、kindle paperwhiteには「色の暖かさ」なるものを調節できる機能があります。
「色の暖かさ」とは、ライトの色味を「昼光色(白)」から「電球色(オレンジ)」に段階的に調節することを「色が暖かい」と表現しているわけです。
言葉ではちょっと分かりにくかもしれませんので、以下の動画で色味の変化を確認してみてください。
ライトの色味を「電球色」に近づけることで、「色が暖かく」なって目に優しくなるというわけです。
目に優しいとなると、この「差」はちょっと気になるところです。
ただ、そもそもkindle端末のディスプレイ自体が目に優しい構造ですので、今思うとkindle(無印)で問題なかったかなと思っています。
kindle端末のディスプレイについてはkidle paperwhiteのレビュー記事に詳しく書いていますので、気になる方は是非そちらも読んでみてください。
ちなみに、観察力の高い人は気になったかもしれませんが、先ほどの写真でkindle(無印)には無くてkindle paperwhiteには有る機能が「色調調節ライト」の他にありました。
気がつきましたか?
答えは、kindle paperwhiteに「ダークモード」とかいうアイコンの有無です。
この機能は何かというと、白と黒を反転させる機能です。
この機能をONにすると背景が黒くなって文字が白くなります。
それだけです。
なんのためにあるのだろう・・・?
充電ケーブル・外部接続端子の「差」
- kindle(無印)・・・・・・micro USB
- kindle paperwhite・・・USB−C
これからの主流は USB-C で micro USB は消えていく端子であることは周知のことだと思います。
とはいえ、micro USB が明日には世の中から消えてしまうなんてことはありません。
しばらくは、micro USB のケーブルも手に入るでしょうからなんの問題もないと思います。
ちなみに、kindle端末はこの外部端子を介して、PCに繋いで便利機能を使いこなしたりすることもできます。
僕も最初は嬉しがってPCに繋いだりしていましたが、月日が経つと、結局、本を読むだけになりました。
なので、正直、今は充電するためだけのケーブルです。
というわけで、充電さえできれば良いので、端子の形状の「差」は全く感じません。
kindle(無印)がおすすめな人
さて、この記事ではkindle(無印)とkindle paperwhiteについて比較レビューをしてきました。
おおよそ2機種の「差」についてイメージも持ってもらえたかと思います。
この「差」を踏まえて、kindle(無印)がおすすめな人は以下のような人です。
- とりあえずkindle端末を試してみたい人
- 本が読めれば十分な人
- サイズが小さい方がいい人
- とにかく安い方がいい人
冒頭にも書きましたが、kindle paperwhiteユーザーの僕ですが、次に買い換えるならkindle(無印)にします。
僕のように、紙の本と同じスタイルで読書することが目的の人ならば、kindle(無印)で十分満足することができます。
kindle paperwhiteがおすすめな人
僕個人的には2機種を比較してkindle(無印)で十分満足だったことが分かったのですが、kindle paperwhiteがおすすめな人もいます。
- やっぱりフラットベゼルがカッコいい
- 半身浴のお供が欲しい
- 少しでも目に優しい方がいい
現在、半身浴をされている人やこれから半身浴を習慣にしようと思っている人は多いと思いますので、そんな人はkindle paperwhite一択です。
半身浴しながら読書、健康になりながら賢くなる。これは最高の習慣ですね。
この先、僕も半身浴を始めるようなことがあれば、もう一度kindle paperwhiteを買います。
あと、単純に捨て難いのはデザインです。
フラットベゼルは普通におしゃれです。
毎日使いたいものは、やっぱり気分を上げてくれるものがいいですからね。
デザインは本当に悩みどころです。
ここは、あなたの価値観に素直になって決めるしかないですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
kindle(無印)とkindle paperwhiteの「差」について、kindle(無印)を推し気味で書いてきました。
ここまでこの記事を読んでくださった人は、それでもまだちょっと悩んでいるのではないでしょうか?
その気持ちとても共感できます。
最後に、どちらの機種に対しても無責任に背中を押してみたいと思います。
- kindle(無印)を購入し、差額で本を購入するか本読み放題サービスkindleunlimitedに入って差額分を別の価値に変えてみてはいかがでしょうか?
- デザインは本当に捨て難い。防水もあった方がいい。それなら、kindle paperwhiteです。手元に届けば差額なんて忘れてしまいます。
いずれのkindle端末も読書の習慣を新しいステージに連れて行ってくれることは間違いないです。
kindle端末で新しい読書習慣を楽しみましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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