こんにちは。本といえば「紙派(だった)」しょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)です。
読書といえば「紙の本」が当たり前だと思っていたけど、最近、「電子書籍」も気になる・・・
でも、電子書籍っていまいちよく分かっていないので、ちょっと不安だ・・・といった人がこの記事を読んでくださっているのだと思います。
具体的には以下のような不安や疑問があるのではないでしょうか?
- 電子書籍って実物の本が存在しないのでなんだか不安・・・
- 電子書籍で購入した本(データ)はどこに保管されているの?
- 電子書籍にするとどんなメリットがあるの?
- 電子書籍を読むためには専用の端末が必要なの?
- 読み終わった本は売れないの?
そんな疑問や不安、とても共感です!
僕も本といえば「紙が絶対」だと思っていましたので、電子書籍に対して、まさにそんな不安や疑問を持っていました。
そんな、本といえば「紙が絶対」だった僕が、長期出張をキッカケに電子書籍デビューをしました。
そして、知ってしまいました。
ただの読まず嫌いだったってことを。
この記事では、電子書籍デビューした僕が、電子書籍に対する不安や疑問に応えたいと思います。
まず、先に結論を述べます。
この記事では、電子書籍にハマった僕が、できる限り電子書籍のことについてお伝えし、「電子書籍」と「紙の本」の使い分けの一例をご提案しています。
この記事があなたの読書環境拡張のお役に立てば嬉しいと思います。
それでは、よろしくお願いします。
そもそも、この記事でいうところの電子書籍って何?
この記事では、Amazonが提供しているkindleのことを電子書籍と定義しています。
kindle以外にもたくさんの種類の電子書籍がありますが、この記事ではそれらは対象にしておりません。
ちなみに、kindleで電子書籍を購入するにはAmazonアカウントの取得が必要で、電子書籍を読むにはkindleアプリ(無料)のダウンロードも必要です。
Amazonアカウントを持っている日本人は5000万人以上いるそうですから、kindleデビューは意外と身近なサービスのような気がしますね。
「電子書籍」と「紙の本」の違いで理解しておくこと
意外と知られていないかもしれませんが、「電子書籍」と「紙の本」とでは重要なことで根本的に違うことがあります。
これは知っておいた方がいいです。
それは、購入した本に対する「権利」についてです。
「紙の本」は本という実物を購入したわけですから、その購入した一冊については購入者が所有権を持っています。これには特に疑問はないと思います。
しかし、「電子書籍」の場合は少し違います。
「電子書籍」を購入すると、購入者は本のデータを閲覧できる権利を得たという状態になります。
「閲覧できる」ようになっただけで、「所有」したわけではないというところがポイントです。
「電子書籍」を購入する際には、誤解が生じないようにこの点をしっかりと理解しておいた方が良いと思います。
それって、何か不都合はあるの?
この権利について僕たち利用者が理解しておく不都合は以下の2点です。
- 「閲覧の権利」を持っているだけなので、中古本として売却できない
- 電子書籍を取り扱っている会社が、電子書籍のサービスを終了したり、その会社が倒産したら、購入した電子書籍が読めなくなる(閲覧できなくなる)
とはいえ、そもそも本を売らない人には関係のない話ですし、この記事でいう「電子書籍」はkindleのことで、その運営会社はAmazonなので倒産の心配はないですね。
電子書籍のデータはどこに保存されるのか?
購入した「電子書籍」のデータは自分のAmazonアカウント内のクラウドで管理されています。
そして、クラウドから端末にデータをダウンロードして端末に保存します。
だから、端末にダウンロードした「電子書籍」はオフラインで読むことができます。
ということは、当たり前のことですが、端末にたくさんダウンロードすると端末の容量を圧迫します。
じゃあ、端末の容量圧迫を解消するために「電子書籍」を端末内から削除したらどうなるの?
もう、読めなくなるの?
ご安心ください。
購入した「電子書籍」はクラウドに保管されていますから、ダウンロードした「電子書籍」を端末内から削除しても、好きな時に何度でもダウンロードすることができます。
これなら安心して削除できますね。
購入した「電子書籍」って、別の端末にもダウンロードできるのか?
先に述べたように、購入した「電子書籍」がクラウドで保管されていて、何度でもダウンロードが可能なことに違和感はありませんよね。
それでは、何度でもダウンロードができるのであれば、こんな疑問が生まれてきませんか?
じゃあ、別の端末にも同時にダウンロードができるの?
つまり、複製ができるの?
その答えは、
半分 YESです!!
どういうことかと言いますと、
という制約になっています。
Amazonアカウントを共有している家族なら、誰の端末でも同じ本を読めたりするわけです。
その代わり、同じAmazonアカウントを共有しているわけですから、購入履歴もバッチリ共有することになりますので・・・共有したくないものがあればご注意を。
「電子書籍」と「紙の本」のメリット・デメリット
それでは「電子書籍」と「紙の本」についてメリット・デメリットをみていきたいと思います。
個人的な偏見を含んでいますが、メリット・デメリットを以下の表にまとめてみました。
【電子書籍】 | 【紙の本】 | |
メリット | ●少し安い ●保管場所をとらない ●購入してすぐに読み始められる ●アンダーラインを引く機能がある ●端末によってはとても簡単に読書メモがとれる ●何冊でも持ち歩くことができる | ●所有欲を満たしてくれる ●お気に入りの本には愛着が湧く ●本棚が映える ●触覚も楽しめる ●何度も読むことで、本自体に味が出る ●図書館で借りられる ●売ることができる |
デメリット | ●完全に自分の所有物にはならない ●紙の本に比べて、読み始めるまでに時間がかかる ●売れない | ●保管場所をとる ●すぐに手に入らない ●直接書き込めない(人によるけど) ●本が多くなると管理が大変 ●本をたくさん持ち歩くには不向き |
いかがでしょう?
こうやってメリット・デメリットを見比べると、「電子書籍」が優位なところは、
- 少し安く購入できる
- 物理的な保管場所がいらない
- たくさん持ち運べる
- 電子データならではの便利機能が使える
といったところではないでしょうか。
「電子書籍」の方が、「読書をする」という行為に対して合理的なメリットが多い気もしますが、だからと言って「電子書籍」と「紙の本」のどちらが良いといった優劣はつけられませんね。
これはもう、自分の価値観に沿って使い分けるしかないですね。
ちなみに「電子書籍」のメリットに挙げた、電子データならではの便利機能である「アンダーラインを引く機能がある」と「端末によってはとても簡単に読書メモがとれる」については、これだけでは意味が分からないと思いますので別記事で補足したいと思います(別記事を準備中です)。
「電子書籍」と「紙の本」の使い分け
ここで、僕なりの「電子書籍」と「紙の本」の使い分け基準を提案させてもらいます。一例として参考にしていただけると嬉しいです。
僕が「電子書籍」と「紙の本」のどちらを購入するかを決める基準は以下の通りです。
- その本を手元に置いておきたいかどうか
- いわゆる名著かどうか
- 新刊か古い本か
- メルカリでいくらで売られているか
- 一読すれば十分程度の内容かどうか
- 何度も読み返すかどうか
簡単に一つずつ説明させてもらいます。
1.その本を手元に置いておきたいかどうか
皆さんも本を購入する前にはその本の内容や評価などを確認するかと思います。
その際に、「この本はお気に入りの本になりそうだ」って思えた本であれば、僕は「紙の本」で購入しています。
例えば、『君たちはどう生きるか』、『アルケミスト』、『モモ』などなど。
つまり、自分の本棚に入れておきたい本というわけです。
2.いわゆる名著かどうか
世間一般に一度は読んでおくべき名著として知られている本は「紙の本」で購入しています。
やはり、名著やベストセラーの本はそれだけ読まれているわけですから、必ず学びがあります。
ですから、何度でもすぐに読めるように手元に置いておいきたいという感情が生まれます。
例えば、『影響力の武器』、『嫌われる勇気』、『アイデアのつくり方』、『ザ・コピーライティング』などなど。
これもまた、自分の本棚に入れておきたい本というわけです。
3.新刊か古い本か
基本的に新刊は「紙の本」で購入することを優先し、古い本は「電子書籍」で購入しています。
これは、中古本として買い取ってもらうことを前提にしていることが理由です。
本にも「旬」のようなものがあります。
そんな「旬」の中でも、新しければ新しいほど高値で買い取ってもらえることに説明は必要ないと思います。
ですから、新刊は「紙の本」で購入することを優先しているというわけです。
4.メルカリでいくらで売られているか
これは中古本として買い取ってもらえる価格を調査することが目的です。
先にも書きましたが、中古本として買い取ってもらえることを前提に本の購入をしていますので、この調査は大切です。
調査の結果、新刊でも古い本でも高い値段で売られいるのであれば「紙の本」で購入しています。
少しでもお金が戻ると、次の本が買いやすいですからね。
5.一読すれば十分程度の内容か
僕は本屋さんに「ふら〜」っと立ち寄ることが好きです。
その際、「この本、面白そうだなぁ」って思ったら、内容をザッと立ち読みしてみます。
一回でも読めば満足できそうな内容なら、メルカリでチェックしたうえで「紙の本」で購入しています。
時々、この買い方で「この本は面白かったなぁ」って本に出会えるので、僕はこの買い方をけっこう気に入っています。
6.何度も読み返すかどうか
「紙の本」で購入したけど、その本の内容を何度も何度も読んでしっかりと吸収したいと思った本は「電子書籍」でも購入します。
え?中古本として売ることを前提に考えているって言ってなかった?
それなのに「紙の本」と「電子書籍」の2冊も買うの?
確かに2冊も買うなんて、合理的ではないですね。
でもこれは、「電子書籍」のメリットを知ったからこその行動です。
何度も読んでしっかり学ぶためには「電子書籍」の利便性と機能が役立ちます。
「電子書籍」ならどこへでも何冊でも持ち運べますし、「電子書籍」ならではの便利機能を使って読書を拡張できます(便利機能については別記事を準備中)。
とはいえ、このままですと確かに2冊購入した事になりますので、自分の価値基準に従って手元に残しておかなくても良いと判断できるのであれば、「紙の本」は中古本として売っています。
つまり、中古本として売ったお金で、少し安い「電子書籍」を買い直したと考えます。
定価よりちょっと高い買い物にはなりますが、自分が「良書」だと思った本ですから、それでも大満足なわけです。
まとめると
「電子書籍」と「紙の本」についてメリット・デメリットを挙げましたが、結論はどちらも「良い」としか言えません。
ただ、最近まで「紙の本」しか知らなかった僕が「電子書籍」を覚えたことで、僕の読書習慣に確実に変化が起きました。
僕は、所有欲とリセールと実用性のバランスを基準に「紙の本」と「電子書籍」を使い分けることで読書満足度が大幅に向上しました。
本といえば「紙派」のあなたでも、「電子書籍」を一度でも使ってみれば「なかなか良いやん!」って、きっと思うはずです。
ここまで、この記事を読んでくださった方なら、けっこう「電子書籍」に興味をお持ちだと思います。
そして、もうある程度「電子書籍」を知った状態になっているはずだと思います。
あとは、ご自身のライフスタイルや価値観に照らし合わせて「紙の本」と「電子書籍」を使い分けるだけで、最高の読書体験を手に入れられます。
ちなみに僕は、電子書籍を読むにあたり専用デバイスの kindle paperwhite を使っています。
スマホやタブレットでも電子書籍は読めますが、やっぱり専用デバイスが一番です。
そんな kindle paperwhite についてレビューした記事もありますので、よかったら読んでみてください。
最後に
kindleは本文中にも触れた通り、Amazonのサービスです。
そして、Amazonユーザーであれば、Amazon primeに加入している人もたくさんいらっしゃると思います。
そんなAmazon primeに加入していると、Prime readingという特定のkindle本が無料で読めるサービスを利用することができます。
Prime readingの範囲内だけでも意外とたくさんの本を無料で読むことができるので、このサービスを使わないなんてもったいないです。
あなたがAmazonユーザーなのであれば、Amazon prime会員であるかどうか確認してみてください。
さらにたくさんの種類の本が読み放題になる Kindle unlimitedという月額980円のサービスもあります。
このKindle unlimitedには無料期間が設けられておりますので、「電子書籍」の良さを知るキッカケに利用してみてはいかがでしょうか?
この記事が、少しでもあなたの読書生活のお力になれたのであれば嬉しいです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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