電験三種【理論】の勉強方法:電気素人だが独学で科目合格した方法

こんにちは。しょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)です。

電気素人サラリーマンの僕でも独学で電験三種に合格したという経験をもとに、この記事では電験三種の【理論】科目にフォーカスした僕なりの勉強方法を紹介していきたいと思います。

 

「電験三種」全体を通した勉強方法について書いた、以下の記事も読んでもらえると嬉しいです。

 

 

電験三種【理論】について

この記事のタイトルの通り、僕は電気について全くの素人でした。

そんな僕にとっては、とにかくこの【理論】科目が一番難しかったです。

僕は、高校・大学と偏差値でいうと 50 程度の学校でしたので大した受験ではありませんでしたが、そんな受験とは比較にならないくらい【理論】の勉強は大変でした。

正直、経験したことがないくらい大変でした。

何がそんなに大変だったのかというと、電験三種【理論】で勉強しなければならない膨大な範囲を知ってしまっているうえで、電気素人であるがゆえに「電気の素地」が無い中、手探りで前に進んで行くことがとても大変でした。

ご存知かと思いますが、そんな【理論】で勉強しなければならない範囲は、

  • 電磁理論
    • クーロンの法則
    • 電界と電位
    • 静電容量
    • 合成静電容量と分担電圧
    • 静電エネルギー
    • 電流と抵抗
    • 電流の電磁作用
    • 電磁力
    • 磁性体
    • 電磁誘導
    • インダクタンス
    • インダクタンスの直列接続
    • 電磁エネルギー
  • 電気回路
    • 定電圧源・定電流源
    • 抵抗の直列・並列回路
    • 回路計算の一般的な方法
    • 重ね合わせの定理とテブナンの定理
    • Δ−Y変換
    • ブリッジ回路
    • 正弦波交流
    • ベクトル図と複素数表現
    • 単相交流回路
    • 電力と力率
    • 共振
    • 位相調整条件と最大・最小条件
    • 三相交流と結線方式
    • 三相電力と等価インピーダンス
    • 過渡現象と時定数
  • 電子理論
    • 真空中の電子の運動
    • 固体中の電子
    • ダイオードと電源回路
    • トランジスタと基本増幅回路
    • 演算増幅器
    • 各種の半導体素子と効果
  • 電気・電子計測
    • 指示計器の動作原理と使用法
    • 誤差と補正
    • 直流電圧・電流の測定
    • 交流電圧・電流の測定
    • 電力・電力量の測定
    • 無効電力・力率の測定
    • 回路素子の測定
    • 周波数の測定

です。

最初にこの範囲を見た時に「え?これは日本語?」っていうくらい何のことだかサッパリわかりませんでした。

この記事を読んで下さっている方の中には、僕と同じく電気素人の方もいらっしゃると思いますので、この感覚は共感してもらえるのではないでしょうか。

この【理論】科目は、他の【機械】・【電力】・【法規】科目と強く関連しており、【理論】が理解できていなければ、他の科目の合格も難しいと言えます。

僕としては、特に【機械】科目に【理論】との関係の強さを感じました。

それだけ【理論】がベースにあるということです。

そして、このことを逆にいえば、【理論】をしっかり理解できれば、他の科目の難易度は下がるとも言えます。

実際、【機械】科目は最難関と言われていますが、僕としては【理論】よりも易しく感じました。

ですから、電験三種の勉強をする順番は絶対に【理論】を一番最初に始めて下さい。

 

使った教材

・オーム社:完全マスター 電験三種受験テキスト 理論

・電気書院:電顕3種過去問題集(10年間の全問題・解説と解答)

この2つだけです。

あとは、インターネットでいろいろ調べたりもしました。

ちなみに僕は【理論】・【電力】・【法規】を科目合格したのち、【機械】を勉強していた年に知ったのですが、YouTube で以下のとても参考になる動画があることを知りました。

電験三種 理論第1回 静電気①

本当にとても分かりやすくて初学者には嬉しい動画です。

これが無料というのですから、とんでもないことですよ。

 

勉強方法

みなさんが知りたいことは、【理論】の膨大な範囲の中で合格するためには、「どの単元を重点的に勉強」し、「どの単元は捨ててもいい」か、ではないでしょうか。

当時の僕は、それが知りたかったです。

結論から言いますと、確実に合格するためには重点的に勉強すべきところはあっても、「捨てていい」ところは無いです。

当たり前のことですが、捨てれば捨てるだけ合格は遠のきます。

「なにを偉そうに。じゃあ、お前は全部理解したのかよ?」って聞こえてきそうですね。

なにを隠そう、僕は僕の実力では理解できないと判断した単元については捨てました。

ただし、100% 捨てるのではなく、広く浅い知識だけは覚える努力をしました。

ですから、僕は余裕で「合格」できたのではなくて「ギリギリ合格」したという感じです。

実際、【理論】は 65点でした。

それでは、そんな僕の勉強方法ではありますが紹介していきたいと思います。

 

重点的に勉強したところ

重点的に勉強すべきところについては範囲が広いので「これです」と言うことができません。

それでも、そんな中でも僕は「電磁理論」「電気回路」の分野については全単元を重点的に勉強しました。

「電磁理論」と「電気回路」の分野は参考書に添えられている問題と過去問を全部解けるようになるまで繰り返し繰り返し勉強しました。

努力はしましたが、中にはそれでもどうしても理解の浅い単元があったことも事実です。

これが独学の限界なのだと思いました。

重点的に勉強したところをもう少し掘り下げると、

「電磁理論」では、

  • 静電容量(コンデンサ)
  • 磁気回路の計算

「電気回路」では、

  • キルヒホッフの法則を使った回路計算
  • 過渡現象
  • 交流回路の力率計算

この辺りは過去問をみてもらえばわかると思いますが、ほぼ毎回出題されている単元ですので、出題されたら絶対に取りこぼさないようにしっかり勉強しました。

 

逆に「捨てた」ところ

僕には独学ではちょっと理解できそうにない分野がありました。

それは「電子理論」の分野でした。

根本的に意味がわかりませんでした。

よく、機械工学を学んできた人が電気を学ぶことは難しいと聞きますが、この「電子理論」の分野は機械工学を専攻してきた僕にとっては本当に難しい分野でした。

頑張ってみましたが、僕は限られた時間の中でこの「電子理論」を理解することは不可能と判断しました。

「捨てた」と言うと、ちょっと語弊がありますが、「電子理論」の難しい理論や計算問題を理解できるまで頑張るのではなく、例えば、半導体の概要などの知識問題が出題された場合には取りこぼさない程度の広く浅い知識はしっかり覚える努力はしました。

その代わり、理解できている分野や理解できそうな分野に時間を割り当てました。

どうしても理解できないところがある場合は、最悪、僕のような勉強方法でも合格はできるという程度で参考にして下さい。

 

僕は公式をこんな方法で覚えました

よく、語呂合わせなんかが紹介されていますが、僕には数も多くて何が何だかわからなくなって覚えられませんでした。

だからと言って僕の覚え方は別になんてことのない方法ですが・・・。

どんな方法かというと、イメージを書いてその横に公式をただ書くだけのシンプルな方法です。

こんな感じです。

問題を解く際にはこのイメージと公式を必ず毎回書くようにしていました。

毎回書くのでちょっと手間ですが、書けば書くほどイメージと公式が「絵」になったような感じで覚えられます。

しかも、この方法の良いところは、公式をド忘れしていたとしても、とりあえず「絵」を描き始めると公式が記憶の中から引きずり出されてくることがあります。

よかったら試してみて下さい。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

僕は、この方法で電験三種【理論】に合格しました。

この記事からは「なるほど〜」とか、「役に立った」とかにはならなかったかも知れませんが、ほんの少しでも何かの参考になっていたら嬉しいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

あと、一応僕が使った教材のリンクを貼っておきます。

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