こんにちは。2ℓペットボトルのミネラルウォーターから浄水ポットへ移行したしょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)です。
さて、いきなりですが、あなたは毎日飲む「水」について、きっとこう思っているのではないでしょうか?
- 毎日、美味しい水を飲みたい
- ウォーターサーバーは費用面が・・・
- ミネラルウォーターもそれなりにコストが・・・あとゴミとか、持ち帰りの苦労とか・・・
- だからって水道水はなんかちょっと体に悪い気がするし・・・
つまり、課題は、
- コストを抑えつつ、美味しい水を手に入れること
- 安全安心な水を手に入れること
そして、今、その課題に対する解答として浄水ポットに興味があるけれども、どれにしようか悩んでいるといったところですよね。
というわけで、この記事ではトレビーノ浄水ポット(PT306SV)について、あなたが検討しやすいように以下の点についてレビューをしています。
- 口コミ
- コスト
- 美味しさ
- 安全性
- 使い勝手
本編に入る前に、まず結論を言わせてください。
この浄水ポット、本当にすごいです!
最近、購入したものでトップクラスに大満足です!
それではよろしくお願いします。
まずは口コミをチェック
amazonレビューでは★4.5とかなり高評価です。
良い口コミをまとめてみました。
おいしくなった、濾過スピードが早いといった口コミが多かったですね。
逆に悪い口コミは、
蓋の構造がちょっと不人気ですね。あと、替えフィルターが高いと言う声もチラホラ見受けられました。
やっぱり口コミは悪い口コミをしっかりとチェックすることが大切ですね。
これらの口コミを念頭に、この記事を最後まで読んでいただけると購入判断の指標になるかと思います。
PT306SVの仕様をおさらい
PT306SVの仕様はこんな感じになっています。
外形寸法 | 高さ 292mm/幅 151mm/奥行 86mm |
ろ材の種類 | 活性炭、イオン交換体 |
ろ過の速さ | 0.3 ℓ/分 |
全容量 | 1.2 ℓ |
ろ過水容量 | 0.8 ℓ |
浄水能力 | 16項目を除去(除去率80%) |
ろ材の寿命 | 1日3ℓ使用・・・2ヶ月 1日2ℓ使用・・・3ヶ月 |
PT306SVの構造
ちょっと待った!
仕様のところに「全容量:1.2ℓ」とか「ろ過水容量:0.8ℓ」なんて記載があるけど、それ何?
その疑問、ごもっともです。
購入するときに僕も「それ何?」ってなりました。
それでは、PT306SVの構造を見ながら「全容量」と「ろ過水容量」について説明します。
次の写真を見てください。
PT306SVは以下のような構造になっています。
PT306SVに限らず、ほとんどの浄水ポットはみんなこれと同じ構造をしています。
浄水ポットの構造は、貯水タンク(浄水前の水用)と、ろ過水タンク(浄水後の水用)に分かれています。
そしてその境界にろ過カートリッジが設置される構造です。
それでは、先ほどの「全容量:1.2ℓ」と「ろ過水容量:0.8ℓ」とは何か?についてお答えします。
「ろ過水容量:0.8ℓ」とは、ろ過水タンクに貯められる浄水後の水の量のことです。
そして「全容量:1.2ℓ」とは、貯水タンクに貯められる浄水前の水とろ過水容量を合わせた全部の水の容量のことを言います。
つまり、浄水前の水を貯水タンクに0.4ℓ貯めることができるというわけです。
ということは、浄水した水を使ったそばから浄水前の水が浄水されてろ過水タンクに貯められるという仕組みになっています。
浄水前後の水が混ざらない構造
貯水タンクがろ過水タンクの上にあるということは・・・。
水を注ぐとき、ポットを傾けると「貯水タンクの水」と「ろ過水タンクの水」って混ざらないの?
そう思った方は鋭いですね!
僕は購入して実物の構造を知るまではそんなこと考えもしませんでした。
それでは、次の写真を見てください。
このフタによって密封とまでは言えませんが、貯水タンクから浄水前の水が簡単には漏れないようになっています。
そして、ろ過水タンクの水だけを浄水ポットから取り出すための工夫が次の写真です。
イメージしやすいようにフタを取り外していますが、実際はフタによって貯水タンクの中の浄水前の水は隔離されています。
だから、この流路を通ってろ過水タンクの水だけを取り出すことができるのです。
これ、はじめに思いついた人、すごいな。
かなりスリム
まずは次の写真を見てください。
この通り、冷蔵庫のドアポケットに全く問題なく入ります。
横幅は2ℓペットボトルと同じくらい、奥行きは牛乳パックと同じくらいです。
それほどスペースを必要としないので一人暮らしサイズの小さい冷蔵庫でも安心です。
実は、このトレビーノ浄水ポットシリーズは全サイズ冷蔵庫のドアポケットに収まるように設計されています。
この記事の主役であるPT306SVだけではないので大きいサイズも検討している人はご安心を。
コスト
さて、何はともあれ重要なのはコストですよね。
それでは、イニシャルコストとランニングコストについて評価したいと思います。
イニシャルコスト
イニシャルコストと言っても、単品だけでは高いのか安いのかよく分からないですよね。
そこで、浄水ポット主要3社でサイズ別に分類して、イニシャルコストを比較してみました。
サイズ | 東レ | 三菱ケミカル | ブリタ |
---|---|---|---|
小 (1ℓ未満) | 高い | ー | |
中 (1ℓ〜1.5ℓ) | 安い | 中くらい | 高い |
大 (1.5ℓを超える) | 安い | 中くらい | 高い |
価格差があるといっても¥1000以下なのであんまり気にならないかもしれませんが・・・。
この記事の主役である東レのPT306SVはサイズでいえば上表の「小」に分類されます。
サイズが小さく一番安いので、浄水ポットのエントリーモデルとしては最適なキャラクターじゃないでしょうか。
ちなみに、東レの浄水ポットは全サイズについてイニシャルコストが安めに設定されています。
ランニングコスト
ご存知の通り、浄水ポットはカートリッジを使って水道水をろ過していますので、いつかはカートリッジを交換しなければなりません。
長く愛用するためには、ランニングコストも気になるところです。
そこで評価の仕方を、水1ℓあたりのコストで表したいと思います。
さて、PT306SVは1つのカートリッジで200ℓの水を浄水する事ができます。
ということは、PT306SVのカートリッジ1つの価格が大体¥1490(2022/9月時点)なので、
2ℓで¥15!?
これは安いです!!
ペットボトル入りの2ℓのミネラルウォーターは安くても¥60程度ですので、めちゃくちゃコスパがいいことがわかりますね。
もうこれで、あの重たい思いをして買っていたミネラルウォーターともさよならです。
美味しさ
美味しさについて、これは声を大にして言いたいです。
えっ!?
これ、本当にもともと水道水!?
完全に別物やん・・・。
って、一口目で味わった時のあの衝撃を忘れられません。
この感動をどうしても伝えたくてこの記事を書いたくらいです。
もし、これまで浄水ポットを試したことがないのでしたら、相当ビックリすると思います。
この記事を読んでくださっているあなたがビックリしているところを想像するとちょっと嬉しいくらいです。
安全安心
まず、大前提ですが日本の水道水は安全です。
忘れがちですが、日本の水道水はそのまま飲めます。
世界で水道水をそのまま飲める国はたった15カ国しかありません。
飲んでもいいように水道局のみなさんが厳しく管理してくれています。
そのうえで、PT306SVではJIS規格で定められた検査方法に則って16項目についてさらに浄水しているわけです。
つまり、安全の2階建てです!
その16項目とは、以下の通りです。
No. | 項目 | それって何? | 味に関わる | 安全に関わる |
---|---|---|---|---|
1 | 遊離残留塩素 | 水道水の消毒後に残った残存塩素 | ○ | ー |
2 | 総トリハロメタン | 塩素で消毒するときに発生する物質 | ー | ○ |
3 | 溶解性鉛 | 水中に溶け込んでいる鉛 | ー | ○ |
4 | 2ーMIB(カビ臭) | 異臭味障害物質 | ○ | ー |
5 | CAT(農薬) | 除草剤 | ー | ○ |
6 | テトラクロロエチレン | ドライクリーニングや金属の洗浄剤 | ー | ○ |
7 | トリクロロエチレン | 洗浄剤:今は規制があって使われていない | ー | ○ |
8 | クロロホルム | 医療用の試薬、溶媒に使用 | ー | ○ |
9 | ブロモジクロロメタン | 水道水浄水過程で生成(ほとんど検出されない) | ー | ○ |
10 | ジプロモクロロメタン | 水道水を消毒する時の副産物 | ー | ○ |
11 | ブロモホルム | ワックス、グリース、オイルの溶剤として使用 | ー | ○ |
12 | 陰イオン界面活性剤 | 石鹸、洗剤、シャンプーなどに使用 | ー | ○ |
13 | フェノール類 | 溶剤、消毒剤、殺菌剤などに使用 | ー | ○ |
14 | ジェオスミン | 植物プランクトンが生成するカビ臭 | ○ | ー |
15 | シス-1,2-ジクロロエチレン及び トランス-1,2-ジクロロエチレン | 塩素系溶剤 | ー | ○ |
16 | ベンゼン | 石油化学製品の基礎原料、溶剤に使用 | ー | ○ |
お、おぉぉ。
何がなんだかよく分からないけど、めっちゃ浄水してますね。
使い勝手
ここまでで、トレビーノPT306SVが良い品だということは伝わったと思います。
残すは・・・
何か欠点があるんじゃないの?
例えば、浄水するのに手間がかるとか?
実は浄水にめっちゃ時間がかかるとか?
0.3ℓ/分と言われても・・・
ていうか、カートリッジの交換時期はどうやって把握するの?
冷蔵庫にでもメモを貼っておくの?
毎日のメンテナンスがあるとか・・・?
といった使い勝手が気になるところだと思います。
というわけで、最後に。
- 浄水の手間
- 浄水時間
- カートリッジの交換時期の把握方法
この3つについて説明します。
浄水の手間
いきなり結論ですが、浄水自体はほとんど手間はかかりません!!
水道水を注ぐだけです!
その代わり、使い始めとカートリッジの交換の時だけやらなければならないことがあります。
やらなければならないことの手順をこの記事で細かく説明しても仕方がないと思いますので、交換用カートリッジのパッケージにとても分かりやすい図がありましたので、こちらを見てください。
この作業は約15分で完了します。
というわけで、浄水の手間についてまとめると、
- 浄水は水道水を注ぐだけなので手間いらず
- 使い始めとカートリッジ交換時だけセットアップが必要
こんな感じです。
さて、手間という観点から毎日のメンテナンスについても触れておきます。
浄水した水を使い切ったら、カートリッジ部以外を普通の食器と同じように食器用洗剤で洗うことが推奨されています。
浄水した水は塩素が除去されていますので雑菌が繁殖しやすいことがその理由です。
なので、当記事も一般的に言われている通り、浄水したら毎回洗うことを一応推奨しておきます。
毎回洗うとか、ちょっと面倒臭いわ。
それなら、やっぱりペットボトルの水でいいわー。
ほんとその気持ちよく分かります。
洗うことが苦でない人なら普通のことかもしれませんが、正直、毎回洗うのは面倒臭いですよね。
なので、僕はカートリッジ交換時しか洗っていません!!
それで全く問題なしです!!
美味しく浄水しています!
とはいえ、浄水ポットに手を突っ込んだり、ラッパ飲みしないなど、雑菌が増えないように注意しています。
ご参考までに。
浄水の時間
トレビーノPT306SVの仕様のところで紹介しましたが、浄水(ろ過)時間は0.3ℓ/分です。
だから、0.3ℓ/分と言われてもねぇ・・・
それが速いのか遅いのかが分からない。
そうですよね。なんとも言い難いですね。
1分間に0.3ℓということは、ろ過水容量0.8ℓなら約3分かかるということになります。
こうやって数字で見てしまうとなんだか遅く感じてしまいますが、体感的には全然気になりません。
というか、そんなに時間がかかっているような気がしません。
というわけで検証してみましたので、次の動画を見てください。
これは実際に僕が浄水している様子です。
どうです?
めっちゃ速いでしょ?
500mℓの浄水で約50秒です。
ということは、計算すると・・・0.6ℓ/分ということになります。
仕様に比べて「倍」ほど速いですね。
いい意味で裏切ってきました。
カートリッジの交換時期の把握方法
先にも述べた通り、浄水している以上、いつかはカートリッジを交換しなければなりません。
カートリッジの寿命は浄水量200ℓです。
ですから、目安としては、
- 1日3ℓ使用で約2ヶ月
- 1日2ℓ使用で約3ヶ月
これくらいで、交換する必要があります。
じゃあ、その交換時期をどうやって管理するのかというところですよね。
その管理方法ですが、実はトレビーノの蓋に仕掛けがあります。
次の写真のダイヤルのようなものがそれです。
めっちゃアナログです!
数字は月を表していて、・(ドット)は1ヶ月の1/3(10日)を表しています。
1日2ℓ使用する人ならば約3ヶ月で交換ですので、例えば4月1日から使い始めたとするならばダイヤルを7と・(ドット)一つ目に合わせます。
あとは浄水ポット使うたびにそのダイヤルをチラチラと確認するだけです。
そして7月に入ると、「そろそろカートリッジを交換しないといけないな」と気が付くシステムです。
初めはとてもローテクだと思いましたが、実際使っているとこれで十分です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
お水は毎日飲むものですから、やっぱり美味しくて安全なものがいいですよね。
そんなお水を手に入れるための手段として浄水ポットという選択が、最有力候補になったのではないでしょうか。
僕は浄水ポットがとても気に入りました。
ハマりすぎて他のメーカーの浄水ポットも試してみたいと思っています。
ここまで読んでくださったあなたなら、きっとこのPT306SVを気に入ると思いますよ。
▼▼浄水するとシリカ水が出来上がるというおすすめの機能性浄水ポットについても書いています。良かったらぜひ読んでみてください。▼▼
そして、良いお水ライフを!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。