こんにちは。地味で簡単。だけど、とても効果のあるモチベーションを維持する方法。そんな魔法のような方法を知っているしょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)です。
たった1つです。
これは、モチベーションを維持するためにやることです。
この方法の根底にあるもの。それは、
というものです。
ところで、「執着」と聞いて、あなたはどういうイメージを持っていますか?
あまり良いイメージを持っていませんよね。
それもそのはずで、仏教では「執着」を手放せば悩みが消えてなくなる。というようなことが説教されているほどです。
大昔から説教されているくらい「執着」というものは、僕たちにとって強力な影響力を持っていて、手放すことがとても難しいものです。
そんな「執着心」を利用します。
なんか、スピリチュアルな感じになってしまいましたが、やることは至って物理的なことですのでご安心を。
それではよろしくお願いします。
この方法が向いている人と向いていない人
この記事に興味を持っていただくために、内容に入る前にこの記事で紹介する方法が、あなたに向いているかどうかチェックしてみてください。
そのうえで、読み進めるかどうか判断してもらえれば、時間の有効活用ができて効率的です。
というわけで、僕なりにこの方法に向いている人と向いていない人を考えてみました。
逆に、
実は、僕はこの方法の向き不向きと、あなたの「お金」に対するスタンスがリンクしていると思っています。
こう言われると、ちょっと興味が湧いてきたのではないでしょうか?
モチベーションを維持する方法
それでは、そろそろ、その方法について紹介したいと思います。
その方法とは、
これだけです。
そしてやり方は、いたってシンプルです。
きっと、あなたの想像の範囲内です。
その日に「勉強」をしたならば、シールをカレンダーに貼る。たったこれだけです。
いやいやいやいやいや。
ここまで、1000文字くらい読んだのに、それだけかい。
時間を損したわ。
そう思ったあなた。
やっぱりあなたにはこの方法が向いていると思います。
なんと言っても、損する(失う)ことが嫌なんですから。
ここで読むのをやめてしまったら損しますよ。笑
だから、もう少しお付き合いください。
僕はこの卓上カレンダーとシールを使ってモチベーションを維持する方法のことを「モチベンダー」と名付けています。
名前の由来は、モチベーションを維持するカレンダーなので「モチベンダー」です。
なので、これ以降はこの方法のことを「モチベンダー」と呼びたいと思います。
なんでもそうですが、名前をつけると愛着が湧いてきます。
さて、ここからはそんな「モチベンダー」の使い方のコツを紹介していきたいと思います。
「モチベンダー」を上手に使いこなす3つのコツ
「モチベンダー」を使ってモチベーションを維持する方法はとても簡単なので、いつでもすぐに誰でも始められます。なんてたって卓上カレンダーにシールを貼るだけですから。
あまりに簡単すぎるので、逆に適当に扱ってしまって全然続かなかった。なんてことになってはもったいないので、上手に使うためのコツを共有したいと思います。
それでは、簡単に紹介していきます。
必ず目につくところに置いておく
誰にでも毎日絶対に座る場所があると思います。
リビングでの定位置、自分の勉強机、書斎、トイレ、などなど。
あなたがそこに座った時、絶対に目について、すぐに手に取れる場所に「モチベンダー」を置いてください。
もしくは、一日の最後に絶対に行く場所に「モチベンダー」を置いてください。僕の場合は寝る前に必ず化粧水をつけるのでその隣に置いています。
それはなぜか。
その理由は、心理現象のひとつである「単純接触効果」というものを利用するためです。
単純接触効果は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。
ウィキペディア
つまり、毎日、「モチベンダー」を目にすることで、その存在を意識するということが第一のコツです。
とにかく簡単であること
「とにかく簡単であること」とは、2つの意味で簡単であることが重要です。
この2つを満足していることが第二のコツです。
「モチベンダー」にシールを貼るまでの手順が簡単であること
「モチベンダー」にシールを貼ろうと思って、①シールを取りに行って→②箱を開けて→③シールを探して→④シールを袋から出して→⑤ハサミで切り取って→⑥「モチベンダー」に貼る→⑦逆の手順で片付ける・・・って、こんなに手順があったら面倒臭いですよね。
面倒臭いことって、絶対に続かないですよね。
だから、シールを貼るための手順は少なければ少ないほど良いのです。
参考までに、僕の場合は卓上カレンダーの台紙にシールを入れるためのポケットを設置してアクセスを簡単にしています(次の写真のように)。
今のところ、これが一番簡単な方法だと思っています。
「モチベンダー」にシールを貼っても良いと判断するための基準値が簡単であること
ここは、この記事で紹介している中で最重要ポイントです。
ちょっと考えてみてほしいのですが、あなたにとって「今日は勉強をした」という判定する基準値を決めるとすればどうしますか?
何を達成すればシールを貼っても良いと思いますか?
例えば、1時間勉強したらOKとか、過去問を一年分解いたらOKとか、参考書を一章分読んだらOKとか。
みなさん、それぞれにあると思います。
・・・。
・・・。
それは厳しい。厳しすぎます。
考えただけで嫌になります。僕には全く続けられる気がしません。
基準なんか、もっと簡単で良いです。
僕の場合は、
1問でも問題を解いたらOK。
1行でも参考書を読めばOKという基準です。
極論、「勉強机の前に座ればOK」という基準でもありです。
とにかく「やる」ことが大切です。
だいたいの場合、1問でも問題を解いたら、もう1問解こうかなって気になります。そしたらどんどん気分が乗ってきます。
このことを、ちゃんとした言葉で言い表すと「作業興奮」と言います。
とはいえ、とりあえず1問は問題を解いたけど、今日はどうにもやる気が出ない・・・つまり、「作業興奮」が発現しない。そんな日だって普通にあります。
そんな日でも、基準を簡単にさえしていれば「モチベンダー」にシールを貼ることができます。
これだけ簡単だと毎日でも「モチベンダー」にシールが貼れそうだと思いませんか?
そう思うことが大切なんです。
達成感を得られること
あなたは、現在、目標に向かって毎日「モチベンダー」にシールを貼り続けているとします。
そしてあなたはコツの一つ目で紹介したように、「モチベンダー」をいつも目につくところに置いています。
さて、そこで想像してみてください。
「モチベンダー」として使っている卓上カレンダーの大きさに対して、シールが相対的に小さいとします。
そうすると、「モチベンダー」をパッと見ただけでは、あんまりシールが貼られていないように見えてしまいます。
つまり、あなたは毎日努力しているのにその積み上げをパッと認識することがきません。
こうなると、あなたの意識の中から「今までの努力の量」などが消えていってしまい、そのまま自然消滅・・・なんてことにもなりかねません。
これに対して、シールがある程度大きいと、あなたの努力の積み上げがシールの総面積から一目瞭然になります。
つまり、「努力の量」が貯まっていくという達成感を得られやすくなります。
毎日努力しているという自負があれば、シールのサイズなんかどうでも良いように思うが?
おっしゃる通り。強靭なメンタルを持って日々努力を続けている人なら「モチベンダー」すら必要ないと思います。
それこそ、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスのような人たちなら努力しているとすら思っていないでしょう。知らんけど。
しかし、僕たち凡人は自分のモチベーションを上げてあげないと、なかなか前には進まないことは知っての通りだと思います。
だから一番簡単な視覚からの情報を最大限に利用して達成感を得てモチベーションを上げていこうというわけです。
さて、ここまでで、モチベーションを維持する方法として「モチベンダー」を使うこと、そして、その使い方のコツを共有できたと思います。
でも、これだけだと・・・
ん〜
やり方は理解したけど、イマイチ魅力が湧かないな・・・
ラジオ体操のスタンプカードみたいなもんでしょ
うまくいく気がしないな〜
似たようなアプリを使ったことがあるけど、続かなかったし・・・
まあ、そう思いますよね。
なので、次項から「モチベンダー」の効果を納得してもらえるように深掘りしたいと思います。
「モチベンダー」がなぜそんなにいいのか
「モチベンダー」の効果を知ってもらうために、まず、そもそもなぜモチベーションを維持することが難しいのか理由を紹介します。
それは、ズバリ「努力」を続けるということ自体が人間にとって難しいからです。
目標が高く困難であればあるほど難しいです。
みなさんも、身に覚えがあると思います
このことは、僕たちの「そもそも」を知れば納得です。
僕たちは原始時代の人たちと生物としてほとんど何も変化していないと言われています。
ここから先は、まずこの事実を受け入れてください。
それでは、原始人の生活を想像してみてください。
そのころの人々の生活では、現代のように目標を高くもって、困難なことを努力し続けなければならないことなどなかったはずです。
あの時代に資格試験の勉強をマンモス狩りの合間にやっていたとは考えられませんよね。
乙種旧石器取扱技能士みたいなものが絶対になかったとは言い切れませんが・・・
そんなことよりも「いかにエネルギーを消費せずに生き延びるか」ということが大切だったと考えられています。
つまり言い方を変えれば「楽をすること」が求められるスキルだったのです。
僕たちの祖先はそうやって200万年以上生き延びてきたのです。
だから「楽」な状態を選択しようとすることは、僕たちに生物としてプログラムされた本能なのです。
努力を続けることは本能に抗うことなので、相当な意志の強さが必要になるというわけなのです。
これが「努力」のモチベーションを維持することが困難な理由です。
じゃあ、「努力」ができないってことは「本能」なので仕方がないってことだよね。
そっかそっか。これから頑張ろうと思っていたけど、「本能」って言われたらねぇ・・・
「本能」なら・・・うん。諦めるしかないね。
とても残念だ。・・・そうだよ「本能」なんだもん。しかたがないよ。
さっそく「楽」な方へ行かないでください。笑
でも、現代を生きる僕たちは「本能だから・・・」とは言ってられません。
現代は原始時代の生き方とは逆に「努力」をしないと生き残れないと言っても過言ではないと思います。
そこで、「努力」のモチベーションを維持するために、もう一つの「本能」を利用するのです。
「本能」に打ち勝つには「本能」で対抗します。
それが「執着」です。
「執着」とは、「楽」な状態を選ぶことと同じくらい強力な「本能」です。
その理由も僕たちの祖先である原始人にまで話が遡ります。
原始の人たちにとって「失う」とは何を意味するのか。これがキーワードです。
原始の人が失うものとは、「食糧」、「住むところ」、「コミュニティー」、「怪我による行動の自由」といったところでしょうか。
この時代はこれらを「失う」と、確実に自分の命に直結します。
だから、今、うまくいっている状態ならばそれを維持しようと考えます。
とにかく、なんとしても明日も生き延びるために、なるべく「変化」をしないように、そして絶対に「失わない」ように努めます。
つまり、現状に「執着」するということに全力を注ぎます。
こうやって僕たちの祖先に「執着」するという本能が備わったと言われます。
あなたにも、なぜか手放せないものがあったり、なぜかこれをやめてしまうと自分が自分ではなくなってしまうというような感覚になったりするものがありませんか?
さて、だいぶ説明が長くなってしまいました。
この記事で紹介しているモチベーションを維持する方法である「モチベンダー」の効果を知ってもらううえで、「本能」を意識してもらうことが重要なことでしたので紙面を多く割いてここまでお付き合いいただきました。
この章の最後に、あなたが「モチベンダー」をすでに使っていると仮定して、なぜ「モチベンダー」が良いのか結論を述べたいと思います。
あなたは、上述の「モチベンダー」の使い方のコツを活用しながら、勉強するたびに「モチベンダー」にシールを貼ってきました。
問題を一問解けばシールを貼る。参考書開いて最低1ページでも読めばシールを貼る。いや、今日は2行しか読めなかったけどOK。シールを貼る。調子がいい日は2時間も勉強した!シールを貼る。
こんな風に自分のできる範囲で毎日頑張ってきました。
気がつくと、もうシールが半年間も貼られています。
そんなある日、仕事であなた史上トップクラスに嫌なことがあって勉強って気分ではありません。
すぐに寝てしまいたい。そんな気分です。
でも。
それでも「モチベンダー」が視界に入ると、せっかくここまで積み上げてきたんだ。たった一問問題を解くだけでいいんだ。1行参考書を読むだけでもいいんだ。なんとしても今日もステッカーを貼るんだ・・・。
っていう感じで、ここまでくると、もはや勉強というよりステッカーを貼ることに「執着」します。
この時の「執着心」は相当なものです。積み重ねてきたものが多ければ多いほど強力です。
こうやってあなたは勉強を続けていくことができるようになったのです。
「手段」が「目的」に入れ替わってるような・・・
確かに!
でも、この場合はそれでもいいと思います。
なぜなら、この場合は「手段」が「目的」になってしまったとしても、結局は「勉強」していることになります。
大切なのは、モチベーションを維持しながら、つまり「モチベンダー」にステッカーを貼ることに執着し続けることなのです。
「モチベンダー」にステッカーを貼ることに「執着」を感じ始めたら、あなたはきっと目標を達成することになるでしょう。
「モチベンダー」を使っている僕の事例
僕はかれこれ「モチベンダー」を使い始めて7年目です。
僕が7年間も「モチベンダー」を使ってモチベーションを維持しているものは、
この3つです。
毎年「モチベンダー」に助けられています。
もちろん、この記事で紹介しているコツを活用しています。
ここでは、僕の達成基準値を紹介したいと思います。
どうです?
めちゃくちゃ簡単でしょ?笑
こんなに簡単なら、誰だって続けられそうでしょ?
簡単すぎて、それじゃあ意味がないと思うけど。
確かにそう思いますよね。僕も最初はそう思っていました。
でも、考えてみてください。
「意味がない」と言って何もしない人と、少しずつでもコツコツ続ける人とでは間違いなく全然違う結果になると思いませんか?
現に僕はこの方法でコツコツ「勉強」を続けることで、取得しようと決めた国家資格については、今のところ全部取得しています。
ちなみに「勉強」に関して言えば、世界に比べて日本人は勉強しない国民性だというデータもあります。
▼▼以下の記事で少しそのことに触れていますのでよかったら読んでみてください▼▼
つまり、何が言いたいのかというと、こんな簡単なやり方ではありますが、まず勉強を「する」か「しない」かだけで日本では稀有な存在になります。
そのうえ、はじめこそ効果を感じないかも知れませんが、ずーっと続けていれば、ふとした瞬間にビックリするくらいあなたが変化していることを体感すると思います。
自己肯定感爆上げです!
僕は、時々考えます。もし、「モチベンダー」を始めずに何もしていないまま現在に至っていたら、今の自分と比べて、自尊心はどんな感じだったのだろう・・・って。
ちなみに似たようなアプリを使ってみたことはあるけれど・・・
もう時代は令和ですよ。世の中はアプリの時代ですよ。今さらカレンダーにシールを貼るだなんて・・・。時代遅れですよ。
そんな風に思っている人もいらっしゃると思います。
もちろん、僕もアプリを試してみたことがあります。
僕は「Streaks」というアプリを購入しました。このアプリはアップルウォッチと連携することで、とても簡単に日々のタスクを記録することができます。
しばらくの間、「モチベンダー」の代わりに1〜2ヶ月ほど使ってみました。
確かに、機能としては「モチベンダー」と同じです。いや。むしろ拡張性があるので「Streaks」の方が優秀であるとも言えそうです。
しかし、僕にとっては「モチベンダー」の方がモチベーションを維持するには最良のパートナーでした。
理由は単純です。
「Streaks」は操作が簡単とはいえ、それでも何回かの手順を踏まないと記録ができないし、実績も確認できません。
こちらからアプローチしていかないと、簡単には何も見ることができません。
それに比べて、
「モチベンダー」は、いつでもそこに居います。常に視界に入っています。いつも努力の積み上げを一目でわかるようにしてくれています。そして、こっそりと応援してくれているような気がしています。
これは、モノとして「存在」していることが理由なのだと思います。
愛着ですね!
人によるとは思いますが、ここまでこの記事を読んでくださっているあなたなら、この気持ちをわかってもらえるのではないでしょうか?
おわりに
いかがだったでしょうか?
僕は「モチベンダー」の効果を身をもって体感しています。そして、これからもずっと使い続けます。
あなたも「モチベンダー」を始めたくなってきたのではないでしょうか?
卓上カレンダーもシールも100均で揃います。初期投資なんかほぼ無料です。
この記事を読んだことによって、あなたが明日、100均に寄ってみようと思ったのであれば、僕の「モチベンダー」愛が伝わったということですので、とても嬉しいです。
目標に向かって一緒に頑張りましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。