こんにちは。いつも本に救われているしょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)です。
いきなりですが、あなたはなんのために仕事をしていますか?
これといって今の仕事がやりたいわけでも面白いわけでもないのでは?
こんな感じでこのまま働き続けていていいのだろうかって思っていませんか?
十数年間働いてきたけれども、自分の価値ってなんなんだろうって悩んでいませんか?
というか、サラリーマンって結局資本家のために低賃金で長時間搾取されるだけなんだよなー。
それもほぼ一生をかけて。
・・・そう思うと、毎日仕事に行くのが嫌になるなー。
でも、会社に行くと経営陣らは「従業員の幸せが何よりも大切」だとか、「我が社はワークライフバランスに力を入れています」だとか綺麗事を唱えながら、一日は24時間、一年は365日なんて言っちゃってるよなー。
「働く」ってなんなんだろうか?
って思っていませんか?
僕は、そう思っています。悲
そんなあなたに、いい本あります。
ここで紹介している本を読むと・・・
- あなたにとって「仕事をする」ということが、今までとは全く異なった意味を持ち始めます
- あなたは「仕事をする」ということを再定義することになるので、未来の自分が変わります
- あなたが「仕事をする」ことでちょっと世の中が良くなります
こんな状態になります。
数千円の本を購入するだけでこのリターンは大きいですね。
ここで言う「いい本」の定義
「仕事をする」ことについて書かれたビジネス書って山のようにありますよね。
僕もたくさん読んできました。
そんな中、著者が「儲ける」ことを目的に書いたんだろうなと思う本に何度か出会いました。
これは同じようなジャンルで何冊も書いている著者に多い気がするのですが、言い方や表現を変えただけで「あれ?これあの本と同じじゃない?」ということがよくあります。
だから悪いというわけではないのですが、言い回しを変えて量産されたものは結局、うわべだけで当たり障りのないことを万人向けにそれっぽく書いているだけなんだと分かります。
著者から発せられる情熱が感じられないのです。
だからなにも心に届かないし、記憶にも残りません。
僕は、このような本を「生きていない本」と定義しています。
そのような本はすぐにメルカリに出品です。
逆に当然のことですが「生きている本」にも出会うことがあります。
「生きている本」は、著者の生き様や哲学を読者に絶対に伝えたいと訴えてきます。
たとえ、その本が何かの手順を書いたようなものであっても、それは伝わってきます。
僕は、そんな「生きている本」をいい本と定義しています。
思うのですが、読書の面白さってそんな「生きている本」を見つけることなのかもしれません。
今回紹介している本は、そんな「生きている本」たちです。
『WORK 価値ある人材こそ生き残る』著:moto
著者のmotoさんはホームセンターからキャリアをスタートさせ、マイナビ、リクルートなどへ転職したり、起業したりしながら情報発信をしているとっても有名な方です。
『WORK』はそんなmotoさんがご自身で労働市場を渡り歩いてきた経験を元に、人材として市場価値を高めることがいかに大切なのかを論じています。
とても簡単な本なのでどんな人でも数時間で読めてしまします。
簡単な本とはいえ、本書には本当にたくさんの血の通った本質が散りばめられていました。
その中から僕が本書を読んだ後、「働く」というこで強く意識するようになったものを3つ紹介します。
- 自分の成長よりも会社の成長を考える
- 仕事にモチベーションを求めない
- 「何ができる人なのか」を伝えられるようにする
この3つです。
自分の成長よりも会社の成長を考える
まずは、「自分の成長よりも会社の成長を考える」です。
えっ!?
会社を優先するってこと?
逆じゃない?
そう思いますよね。
市場価値を高めるには自分の成長が優先だと思いますよね。
僕も全く同じ反応でした。
でも、本書を読んで考え方が180度変わりました。
その理由はそもそも市場価値とは何か?を考えると納得でした。
市場価値とは、企業からすればあなたがその企業の成長にどれほど貢献できるかを測るものだと言えます。
ということは、自分よがりに成長を目指していると、労働市場からは「あなたにそんなことは望んでいない」と全く評価されない無価値な人材になってしまうかもしれません。
これには、「ハッ!!」としました
今まで僕は、自分よがりに仕事をしたり、業務に関係のない「資格」を取ってみたり、来たる未来のためにとか言ってプログラミングの勉強をしてみたりと、視点が自分中心で目的と行動に脈絡がないのに成長しているつもりになっていました。
ほとんど無価値な人材にまっしぐらだったわけです。危なかった・・・
今、勤めている企業の成長にしっかりと貢献できないようであれば、おそらく、どんな企業で働いたとしても活躍はできないでしょう。
その理由は、企業の成長に貢献できない=自分という人材を使ってどうすれば企業が成長できるのか考えられない=そんな人はどんな企業から見ても必要ない=市場価値が低いというわけです。
仕事にモチベーションを求めない
いやいや、仕事にモチベーションは大切でしょ?
モチベーションが上がらなければやる気が出ないよ
そうですよね
僕も完全にモチベーションが大切だと思っていました
でも、違うんです。
これは「仕事」と「モチベーション」を分けて考えると納得です。
モチベーションが上がるとか下がるとか、あるとかないとは、本人が感じる自己中心的な感情なだけであって、そもそも誰にも量ることのできないあやふやなものです。
その仕事の完成を待っている者からすれば、あなたの感情なんて知ったことではないわけです。
例えば、あなたが夢のマイホームを購入したとしましょう。
しかし、肝心の家を建てる大工さんが、「この家の設計図が自分の好みじゃないからモチベーションがでない」とか言っていたとしましょう。
それを聞いたあなたはどう思いますか?
あなたにとっては、一生をかけてローンを払い続ける家ですよ?
この大工さんに市場価値の高さを感じるでしょうか?
設計図通りにキチンと家を建ててくれればいいだけです。
とはいえ、仕事をする上でモチベーションが大切な要素であることは間違いないです。
だから、先ほどの大工さんの例で言えば、家を建てる前段階にモチベーションを置くのではなくて、キチンと家を建てることにモチベーションを持っていけばいいのです。
そうすることで、仕事の完成度は上がりますし、自分の市場価値も高まるというわけです。
「何ができる人なのか」を伝えられるようにする
あなたは、「自分には何ができるのか」ということを意識したことがありますか?
そして、それを言語化したことはありますか?
僕は、「自分には何ができるのか」なんて意識したことがありませんでした
そして、これといってできることも見つかりませんでした・・・
だから、言語化なんて全く出来ませんでした
さて、あなたは今、転職活動をしているとします。
そして、面接官に「あなたは何ができますか?今までにどんな実績がありますか?」と聞かれたら・・・
〇〇年に社長賞を取りました
現在、課長職ですので課長業務できます
△△プロジェクトでリーダーをしていました
営業成績がトップでした
こんな風に答えてしまうのではないでしょうか?
でも、実はこれらの回答には何の市場価値もありません。
労働市場はあなたにそんなことを聞きたいのではないのです。
それで?
その実績をどうやって達成したの?
具体的に何をしてきたの?
それは再現可能なの?
それは弊社でどのように役立つの?
詳しく教えて!
ここで、ちゃんと答えられると良いのですが。
う、うぅぅぅ・・・
って、なってしまうようでは結局のところ「何もできない人」というわけです。
労働市場はあなたの肩書きとか実績がほしいのではないのです。
労働市場は、あなたがどんなプロセスで何を成してきて、それがこれからも再現可能で、自社に貢献できそうかということだけを知りたいのです。
なので、先ほどの例で言うなら、
メンバー5人のプロジェクトチームのリーダーとして、新規事業の立ち上げを達成し、軌道に乗せました。
私がリーダーを務める前に2件の新期事業立ち上げにも関わっていましたが、どちらも完了しませんでした。
その原因が自社でシステム開発していることが汎用性の弱さとなって市場に受け入れられていなかったことを突き止めました。
そこで、システム開発は外部に協力してもらうことを経営陣に提案しました。
外部発注にかかる予算増加を相殺するため、通常の10人から5人チームへ削減することをメイン軸にして、当初の計画よりもプロジェクト規模を拡大させた構想と完成までのロードマップを経営陣に提案しました。
若干の予算オーバーはありましたが、実現可能性の高さが評価されプロジェクトを開始させることができました。
そして、今までシステム開発にかけていたリソースを市場ニーズの掘り起こしに投入できるように、ニーズ開拓マニュアルを作成しました。
開拓マニュアルの甲斐あって最終的には完成した新期サービスを新規顧客3社と契約することができました。
このように、私は新規案件の企画から完遂までをマネジメントすることができ、必要に応じてマニュアル化することができます。
このように自分の「やってきたこと」、「できること」を伝えられなければ意味がないのです。
今、こんな風に自分のことを伝えられるような実績がないという人も多いかと思います。
僕には、正直まだそこまでの実績がありません。
でも、この本を読んでからは「自分のできることを伝えられるようする」ということを意識しながら仕事をしています。
つまり、市場価値を意識し始めたと言うわけです。
これは、僕にとっては大きな変化でした。
『苦しかったときの話をしようか』著:森岡毅
著者の森岡毅さんを最近よくTVで見かけますので、ご存知の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
USJを経営危機から救った人として有名な方です。
現在は沖縄県にリゾート地を開発しようと奮闘されていることでも有名です。
そんな森岡毅さんが今から社会に出ていこうとしている娘さんに向けて「自分の将来や仕事のことを考える際の【考え方】」を一流のビジネスマンとして、親バカの一人として綴った「虎の巻」が本書なのです。
お父さんが実の娘のこと思って書いたものなのですから、良書に決まっています。
ということは新社会人に向けた本ということ?
私は30代なんだが・・・話が違うじゃないか・・・
大丈夫です!
この記事を読んでいる時点でこの本の対象者です!
この本は、新社会人だけが読むべき良書ではありません。
働くことに悩んでいる老若男女の全ての人が対象と言っても過言ではありません。
その理由は、本書で書かれている「仕事」、「社会」、「自分」について、誰もが心地良いと感じる綺麗事を書き並べたベストセラー本とは違い、チクッと痛い文脈でその「本質」が述べられているからです。
悩んでいるからチクッとする。
これは僕が勝手に思っていることですが、「働くことに悩んだそこからいつでも新社会人」だと思っています。
考え方しだいで、いつからでも、いくらでも自分を変えられます。
だから、この記事を読んでいるあなたは本書の対象者です!
さて、そんな本書でチクッとしたことを一つ紹介しておきます。
経済格差は、原因ではなく、知力の格差がもたらした結果に過ぎない。
いきなりこんな見出しを書かれてもちょっと意味わかんない
それはそうですよね。
見出しの「経済格差は、原因ではなく、知力の格差がもたらした結果に過ぎない。」という文言は本書から抜粋したのですが、前後の文脈が分からないと厳しいですよね。
これは、「そもそも人間は平等ではない」という著者の論の中で使われていた文言です。
著者の論では、
- 「仕事」や「富」という点では身体的能力の差異よりも「知力の差異」が生涯年収や経済的成功の格差となっている
- 「知力」とは人間を人間たらしめている最大の能力である
- 生まれた時点における経済的な格差が教育の格差となって、「知力の格差」になるという説がある
- それは半分は正解で半分は間違い
- 「知力」は高確率で遺伝することが分かっている
- 「知力」が高いから経済力があり、同じような環境で出会う「知力」が高い者同士が結婚し、その間に生まれた子供はその時点で「知力」が高い
- だから、上記の説は両親の「知力」によって経済力が高い環境で教育を受けられるから、その子供は効果的に「知力」を伸ばせられたという結果に過ぎない
- このように当人の責任とは全く関係なく世界は極めて不平等で残酷にできている
つまり、生まれた瞬間にある程度勝負はついているというわけです
悲しいですが、「知力」の高い両親から「知力」の高い子供が生まれるということは、ある意味では当たり前と言えば当たり前だなと納得です。
と、これだけでは「遺伝。以上」という身も蓋もない話ですよね。
しかし、だからこそワクワクすると著者は述べています。
そんな不平等な世界において自分の勝ち筋を見つけることにワクワクしてこないか?
著者がいうには、勝ち筋を見つけるために僕たちがコントロールできる変数は、
- 己の特徴の理解
- それを磨く努力
- 環境の選択
この3つだと述べています。
つまり、僕たちにできることは、できるだけ早く自分の特徴を見出し、その特徴を必死に磨き、その特徴を活かせる環境に身を置くしかないというわけです。
著者は、本書でこうも言っています。
君の人生における時間の使い方として、その宝物(特徴)を必死で磨くことよりも大事なことが他にあるのだろうか?
うっ、ぐぅぅぅ・・・
僕は著者のこの言葉に「チクッ」としました。
いつも気がつけば、YouTubeを見て時間を浪費してしまってる・・・まだ自分の特徴もよく分かってもいないのに・・・。
こんな感じで「チクッ」っとしましたが、その反面、3つの変数についてはとても納得がいきました。
とにかく3つに全力を注げばいいんだと、とても勇気づけられました。
あっ!!
ちなみに、本書にはちゃんと「自分の特徴を見つける方法」についても書かれていますので、気になる方はぜひ読んでみてください!
『優れたリーダーはみな小心者である。』著:荒川詔四
ん?
リーダーが小心者!?
なんだか逆のような気がするけど・・・
そうですよね。
僕がこの本を手に取った理由も、まさに「ん?」とタイトルを見て思ったからです。
と言うのも、僕は石橋を叩き壊してしまって結局渡れなくなるほど「小心者」であると自負しています。
心配しすぎて何もできないとか、会議では気を遣うあまり何も発言できないとか・・・。
世の成功者たちは、「小心者」とは真逆で強気に大胆に行動してチャンスをモノにしているように思っています。
だから「小心者」って言うと、ネガティブワードのような気がしますよね。
この本を読むまではそう思っていました。
しかし、この本を読んでというか、著者の荒川さんの哲学を感じてからは「小心者」が活きるということを知りました。
この考え方は衝撃的でした!
ここで、著者の荒川詔四さんについて簡単に紹介します。
ビジネス書といえば、最低でも2社は転職をされて活躍した人が、その経験をもとに書いた本というのが多いですよね。
著者の荒川さんは、大学卒業後ブリヂストンに入社し、ブリヂストン一本でCEOまで昇りつめた人です。
入社2年目でタイ工場赴任を皮切りに→中東→ヨーロッパなど海外事業に携わり、本社CEOに就任された叩きあげの人です。
そのアグレッシブな経営手腕に対してメディアからは「超強気の経営」と称されています。
そんな荒川さんの著書のタイトルが『優れたリーダーはみな小心者である。』です。
とにかく「荒川さん」と「本書のタイトル」とのギャップの高低差がすごいです。
おもしろくないわけがありません!
ですから、「叩きあげ」、「超強気経営」、「小心者」という切り口から見た「仕事」と「リーダーシップ」を読むことができます。
リーダーシップについて荒川さんはこう言っています。
- 単に小心なだけではリーダーは務まらない
- リーダーシップはノウハウを蓄積しても身につかない
- リーダーシップは実学である
- 体でつかみ取っていくほかない
- リーダーシップこそが、仕事と人生を楽しくする
この記事を読んでくださっている人はおそらく30代で、望む望まないはあるにせよリーダーシップが必要な立場にある人も多いのではないでしょうか?
そして、おそらく「小心者」だと自負しているのではないでしょうか?
そんな僕たちにとっては、とても学びの多い一冊です。
「小心者」だからこそ、本書でいうところのリーダーシップに強く共感できるはずです。
そんな本書の中から、2つ紹介したいと思います。
- 実際に自分の働いている会社で起こったことで、とてもモヤモヤしていた事が「腹落ち」したこと
- 自分の市場価値を高めるために意識するようになったこと
「理路整然」としたリポートを疑え。
著者は、あまりにも理路整然としたリポートに対して本書でこのように述べています。
現場に対する「畏れ」は、<略> 地べたを這いずるような業務経験をしっかりと積んで体得するしかない感覚だからです。
もしも、この「畏れ」があれば、あまりにも理路整然としたリポートなど、嘘くさくて読んでいられませんよ。
<略>
現場を壊すのは、現場を知らない、現場感覚のない、または現場を無視する人間の「理路整然としたリポート」であり、それを「これでよく分かった」と鵜呑みにして、現場に指示を出す鈍感なリーダーなのです。
優れたリーダーはみな小心者である。著:荒川詔 P-170
さて、皆さんの会社では、外部コンサルタントによる調査や指導を受けたことはありますか?
僕が勤務している会社では、数社によるコンサルが実施されました。
確かに、その時のリポートは「どこに問題があって」、「どこを改善すれば」、「どんな風に利益がでるか」といったようなことが理路整然と、まるでそれさえ実行すれば大丈夫と言わんばかりの出来栄えでした。
そして、そのリポートを見た経営陣らは、
なるほど。
やっぱりそうだったんだな!
と、大満足でした。
さそっく、コンサルタントの言うとおりにシステムを導入し、コンサルタントのリポート通りの命令が出されました。
しかし、結果は一部の部署は楽になったかもしれないけれど、そのしわ寄せが他の部署に移動しただけとなっています。
それだけならまだしも、他の部署の手間が激増して皆のモチベーションが下がっている始末です。
しかもシステムを導入してしまったので使い続けなければならないというオマケ付きです。
今思うと、経営陣の中で力を持っている人は、コンサルの結果、業務が楽になった部署のボスでした。
そして、そのボスはどちらかと言えば強気で大胆な人格を見せつけている感じの人です。
つまり、コンサルタントは「会社の改善」ではなく「誰を納得させるか」という仕事をしたわけです。
著者が言うところの「小心者」がリーダーであったならば、こんなことにはなっていなかったでしょうね。
「先回り」するから、主導権を握ることができる
会議や交渉などで、何もできずに相手のペースにのまれてしまい、あとになって「あ〜、やってしまった」と後悔する経験を誰しもしたことがあると思います。
しかも、それを何度も繰り返してしまいます・・・
それはなぜか。
それは、
- 単純にリーダーシップ(主導権)を発揮する(握る)つもりがない
- だから他人事
- なので心配しない
- だから繰り返す
まぁ、これは僕のことですので皆さんには当てはまっていないかもしれませんが。
しかし、この記事を最初からここまで読んでくださった人ならお分かりいただけると思いますが、こんな人間には市場価値はありません。
自身の市場価値を高めるために、何かやりたい事があるのであれば、その時はリーダーシップが必要であることは言うまでもないですよね。
そこで、本書の出番です。
著者の荒川さんは、本書でリーダーシップについてこう言っています。
「先」を見通す力こそが、リーダーシップの重要な要件です。<略> 誰よりもしっかりと「先」を見通すことができなければ、リーダーが務まるはずがないからです。
では、この能力を磨き上げられるのは、どのような人物か?
心配性な人です。なぜなら、「これをすれば、何か悪い事が起きるのではないか?」と心配するからこそ、誰よりも「先」を見通そうと努力するからです。
<略>
こうした人物こそ、優れたリーダーになる可能性を秘めているのです。
優れたリーダーはみな小心者である。著:荒川詔 P-193〜
最近の僕は、市場価値を高めるためにできる限り仕事を「自分事」として見るようにしています。
すると、いやでも主導権を握ることになってしまいます。
仕事が自分事になると心配になることがたくさん出てきます。
だから「先」を見ようと考えることが増えました。
そして、「先回り」をして準備をするようになりました。
僕が優れたリーダーになれるかどうかは置いておくにせよ、著者の哲学を知ると知らないとでは、自身への肯定感が違うことは間違いありません。
おわりに
いかがだったでしょうか。
まだ読んだ事がないものがあったのであれば、是非読んでみてください。
冒頭に述べたように、僕はこれらの本を読んで実践することで、
- 「仕事をする」ということが、今までとは全く異なった意味を持ち始めました
- 「仕事をする」ということを再定義しましたので、未来の自分が変わっていく気がしています
- 「仕事をする」ことで会社に貢献できているので、会社を介して世の中が良くなっている(といいな)と思っています
といった効果を感じています。
そして、少しずつ自分の市場価値が上がっているような気がしています。
ここで紹介した本は、働くことに悩む30代のビジネスマンにとってはどれも一読の価値ありです。
あなたにとって、これらの本が「生きている本」となってほしいと思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。