【書評】「影響力の武器」:本書を読んで心理戦に参戦する

まめさく書店へようこそ。

まめさく書店では、僕こと、しょぼいサラリーマンの豆作(マメサク)が読んだ本をただ紹介する自己満足型のブログ書店です。

 

今回、ご紹介する本は【影響力の武器】です。

この本は、こんな人におすすめ!

  • 行動心理学に興味がある人
  • 僕たちが知らず知らずのうちに相手の思い通りに動いてしまっている理由を知りたい人
  • 営業や交渉で使える「技」を知りたい人
  • 策士との心理戦に参加したい人

 

「影響力の武器」ってどんな本?

僕たち人間は、その他の動物のように生きるために「食べる」ことと、「子孫繁栄」のことだけを考えるだけでは生きていけない複雑な環境で生きています。

そんな複雑な環境の中で生きている僕たちの周りでは、日々いろいろなことが起きています。

その全てのことに対して全力で思考して「判断」しながら生活しようものなら、頭がパンクしてしまって生活が立ち行かなくなりそうなことは想像しやすいと思います。

「いやいや。待ってくれよ。ちゃんと判断しながら生きているよ。」と聞こえてきそうです。

そうです。もちろん判断して生きています。

ただ、その「判断」って、ほんとうに自分で下していますか?

というのも、「判断」するという行為自体がとても大変な作業であり、多大な労力を使います。

熟考して何か大きな「判断」を下した時に、「あ〜疲れた。」って感じた経験が誰しもあると思います。

でも、身の回りに起こる全ての事にこんな労力をかけてはいられません。

疲れて倒れてしまいます。

ですから、人間は進化の過程で「重要な判断」「重要ではない判断」を区別し、「重要ではない判断」に労力をかけないようにする必要が生まれました。

とはいえ、「重要ではない判断」といえども「判断」はしなければなりません。

そこで「判断」の過程をショートカットできるように人間は進化していったのです。

イメージ的には、ショートカットプログラムが人間にインストールされたという感じです。

本書によると原始の頃の人間は、このショートカットプログラムがうまく機能していたことによって繁栄してきたと考えられています。

現代を生きる我々にも、もちろんそのプログラムはインストールされたままですので、そのプログラムに沿って「判断」の過程をショートカットしています。

しかし、現代においては時によって、このショートカットプログラムのせいで思わぬ不利益を被ってしまうことが起きています。

そうです。

このショートカットプログラムの内容を理解した策士が、これを逆手にとって巧みに罠を仕掛けているのです。

策士にとっては、このショートカットプログラムは「武器」なのです。

ここまでこの記事を読んでくださった方なら、このショートカットプログラムの内容が気になってきませんか?

そんなとても気になるショートカットプログラムを本書では以下の「七つ」について実例や根拠とともに防衛方法までを示してくれています。

  • カチッ・サー
  • 返報性のルール
  • コミットメントと一貫性
  • 社会的証明
  • 好意
  • 権威
  • 希少性

この「七つ」、なんだか分かりそうで分からない掴みどころのないタイトルです。

ぜひ、本書を読んで内容を掴んで下さい。

 

感想

結構しっかりした本で、ボリューム満点ですので読み応え抜群です。

逆にいえば、ちょっと読みきることに骨が折れる本でもあります。

そんな本書ですが、はっきり言って「読まないと損」です。

「七つ」全ての内容について「なるほど。確かに納得です。」という感想です。

この本のタイトル通り、このショートカットプログラムを理解したうえで使えば間違いなく「武器」になります。

僕の場合は、どちらかと言えば「盾」として本書が役に立っています。

特に僕は「コミットメントと一貫性」の章が「盾」になっています。

この「コミットメントと一貫性」を簡単にいうと、人間は一度言葉にして発したものについては言ってしまった責任を通したいという心理が働くということです。

その発した言葉が「本心」か「本心でない」かにかかわらずです。

職場において、権力者が僕たち労働者を動かそうとする時に「ほ〜ん。なるほど〜。あなた方がそんなやり方をするその心は僕に〇〇と言わせたいのだな。」というように裏が読めるようになるため、容易に操られないように事前に防御する準備ができたりしています。

残念ながらいくら裏が読めてもサラリーマンなんでどうしようもないことが多々ですが・・・。

まぁ、でも、裏が読めるので「心」までは操られることはないでしょう。

というように、今までは無意識に敗北していたかも知れない「心理戦」に、この本を読んだことによって参加することができるようになりました。

「心理戦」に参加するために本書を読んで知識を装備しましょう。

一読の価値ありです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました